主要機能
Frappe Frameworkが提供する6つのコア機能。すべてのアプリがこの基盤の上で動作します。
DocType駆動開発
メタデータからCRUD操作、REST API、UIフォームを自動生成。データベースマイグレーションも不要で、開発速度を大幅に向上。
REST API自動生成
v2 APIによる改良版RESTエンドポイント。Cookie、APIキー、OAuth2 Bearer Token、Basic Authの4種の認証方式に対応。
権限システム
select/read/write/create/deleteなど13種の権限タイプと、DocType・ドキュメント・フィールド・ユーザー・共有の5層権限レイヤー。
ワークフローエンジン
状態遷移ルール、承認アクション、ロール別許可設定を定義可能。あらゆるDocTypeにワークフローを適用できます。
リアルタイム通信
Redis Pub/Sub + WebSocketによるリアルタイム更新。DocType/ドキュメント/ユーザー単位のルーム構造で、タスク進捗やグローバル通知を即時配信。
バックグラウンドジョブ
RQ (Redis Queue) ベースのジョブキューシステム。default/short/longキューで優先度を分け、スケジューラーで定期実行も可能。
技術スタック
Python 3.14
サーバーサイド
MariaDB
データベース
Redis 7.x
キャッシュ/キュー
Node.js
フロントエンド
Jinja2
テンプレート
11のコアモジュール
Frappe Frameworkは11のモジュール、約247のDocTypeで構成されています。
| モジュール | 説明 | DocType数 |
|---|---|---|
| Core | システム基盤 -- ユーザー、ロール、ファイル、ログ、DocType定義 | ~92 |
| Desk | デスクトップUI -- ダッシュボード、ワークスペース、通知、Todo | ~58 |
| Website | Webサイト管理 -- ページ、ブログ、フォーム、テーマ | ~42 |
| メール送受信 -- アカウント、キュー、テンプレート | ~19 | |
| Workflow | ワークフローエンジン -- 状態遷移、承認、アクション | ~9 |
| Automation | 自動化 -- 割当ルール、自動繰り返し、マイルストーン | ~10 |
| Integrations | 外部連携 -- OAuth, Google, LDAP, Webhook, S3 | ~28 |
| Printing | 印刷 -- フォーマット、レターヘッド、PDF生成 | ~7 |
| Contacts | 連絡先 -- 住所、連絡先、性別 | ~7 |
| Custom | カスタマイズ -- カスタムフィールド、スクリプト | ~7 |
| Geo | 地理データ -- 国、通貨 | ~2 |
| 合計 | 約247 | |
セキュリティ機能
エンタープライズグレードのセキュリティ機能を標準装備しています。
二要素認証 (2FA)
OTPアプリ(TOTP)、メール認証、SMS認証の3方式に対応。ロール別の2FA強制設定とIPアドレスベースのバイパス機能。
OAuth2サーバー
OpenID Connect対応のOAuth2プロバイダー機能。認可コードフロー、スコープベースの権限管理。Google, GitHubなどのソーシャルログインに対応。
GDPR対応
個人データ削除リクエスト、個人データダウンロードリクエストに対応。ユーザーデータフィールドマッピングによる削除対象管理。
監査ログ
Activity Log、Access Log、Permission Log、API Request Log、View Logの5種のログDocTypeで、すべての操作を記録・追跡。
カスタマイズ機能
コードを書かずに、既存のDocTypeやフォームを柔軟にカスタマイズできます。
Custom Field
既存DocTypeにフィールドを追加。データマイグレーション不要。LifegenceアプリがERPNext DocTypeを拡張する際に使用。
Server Script
DocTypeコンテキストでPythonコードを実行。バリデーション・自動化・APIオーバーライドに使用。
Client Script
フォームレベルのJavaScriptカスタマイズ。フィールドの表示/非表示、バリデーション、イベントリスナーに使用。
Property Setter
既存フィールドのプロパティ(ラベル、必須、デフォルト値等)を変更。コードの修正なしで動作をカスタマイズ。